トロピカルフルーツ栽培と言えば? | 実際のトロピカルフルーツ栽培はこんな感じ |
● 暖かい南の地方での栽培 | ● 沖縄など収穫時に台風の影響を受けやすい |
● 冬の温度管理が重要 | ● 熱帯果実栽培の盛んな九州でも重油は欠かせないことも |
● ハウス栽培など夏の温度が高くなりすぎる | ● 冬期を考えハウス栽培なので、暑さ対策が必要 |
● 紫外線など太陽に近い高地栽培が適している | ● 機動性や温暖な状況を加味して低地栽培が主流 |
● 寒暖の差は果 実糖度上昇のキーポイント | ● トロピカルフルーツに関しては寒暖の差は無視されている |
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固定観念を取っ払おう! Q トロピカルフルーツは、南国しか育たないのか? A いやいや、冬の温度管理させしっかりすれば必ず育ちます。 Q 冬の温度管理が重要と言われていますが、九州など暖かい地方でも必要なんですか? A トロピカルフルーツ全般 にあてはまりませんが、マンゴーなど冬の時期に花を咲かせるものは冬期の間、 温度を保つため化石燃料に頼っているのが現状です。 Q 本州で栽培するには、どんなことに気を遣った方がいいですか? A もちろん、冬期の温度管理は当然必要でしょう。栽培する熱帯果 樹がどの程度、耐えられるかをしっかりと把握しておく必要があります。 それから、夏場の温度管理がとても重要になってきます。 冬場を考えハウス栽培とすることでしょうから、温度が上がりすぎることに注意してください。温暖化の影響か、35度を超える真夏日が増えていますから。 暑すぎると体力を消耗し結実しませんし、日焼けをおこします。 ジャングルなどは、自然に影をつくっていることを考えると分かりやすいと思います。 Q 高地栽培が適していると言われていますが、どうなんでしょうか? A メキシコは高地栽培です。高地では、虫の発生も少ないでしょうし、何より太陽が近いです。 植物が成長する過程において、果実にとって紫外線など太陽光線は必要不可欠でしょう。 Q トロピカルフルーツにも寒暖の差が影響するのでしょうか? A 間違いなくすると思います。日本でも秋の果 物は糖度が増し美味しいです。 リンゴや葡萄、桃なども寒暖差があるほうが糖度を増すと実証されていますから。 実際、ドラゴンフルーツも夏と秋とでは、秋のほうが糖度が増しています。 アセロラなどは、冷え込みが激しくなると表皮が分厚くなる傾向にあります。 ★ 南国では、台風やハリケーンの被害が多く、収穫にバラつきがあり、輸送に時間と費用がかかることが考えられるため、条件をクリアできれば、本州での栽培が好ましいと思われる。 ★ そのために、トロピカルフルーツ=南国というイメージを払拭するインパクトが必要となってくる。 Q 条件とは具体的になんでしょうか? A 冬場の温度管理。これしかありません。 温度管理さえクリアできれば、不可能はありません。 あとは、自然の力を借りながら感謝の気持ちを忘れなければ、植物は応えてくれると思います。 |
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